セブルス・スネイプのホグワーツ日記(3年次)



19××年1月9日


寮監から
「どうも君は、普段は冷静なのに突然、感情的に突っ走る癖があるようだから」と日記をつけるように申し付けられた。
一日の終わりにその日起こったこと(起こしたこと)を振り返って反省するようにとのことだ。
・・・色々反論したいのも山々だが、最上級生でスリザリン寮の権力者ルシウス先輩も乗り気で奨めるものだから、仕方なかった。
それにしてもあの先輩が寮監の言うことを賛成するなんて珍しい。ただ単に貸しを作りたいだけか、それとも単純に「面白そうだから」というだけだからか。前者の方が精神衛生上まだマシだ。

さて、そういうわけで今日が記念すべき第一日目となるわけだが、今日は特に書くべきこともないので、僕がこれまでホグワーツでどのような時を過ごしてきたか振り返ってみたいと思う。


一年の頃から僕は自分の環境に不満を持っていた。
 その原因の9割9分方はグリフィンドールの馬鹿どもだ。やつらは何かに付けて僕にいたずらを仕掛けてきた。

 とくに主犯格のポッターとブラックは飽きもせず毎日毎日、僕に干渉してくる。
当然、僕はあいつらの暴挙を見過ごしてやるほどお人よしでもないし、目の前で規則違反が行われているのに見て見ぬふりをする臆病者でもなく、ましてや右の頬を打たれたら左の頬を差し出すほど隣人愛に溢れた人間でもないので、応戦もするし、やつらから攻撃を仕掛ける前にこちらから仕掛けることもある。
今日もグリフィンドールの連中がくだらないことをしてマヌケ面を僕の前に晒していた。きっと明日も明後日も明々後日も1週間後もそうなのだろう。あんなやつら早くいなくなってしまえばいいのに。(
ついでにルシウス先輩も

・・・書いているうちに腹が立ってきた。明日、ポッター達を見かけたら開発中の呪でもかけてやろう。

いいデータがとれますように。
やつらがホグワーツから出て行きますように。