セブルス・スネイプをめぐる切れ切れの回想@
普段のセブルスの髪はきれいとは言えないのだが、それは彼が自室の整然さを保つことには労力を惜しまないくせに自分の体が清潔かということには全く気にかけない性質だからだ。
「部屋が散らかっていればスムーズに勉強などできないが体の場合はきれいでも汚くても多少問題はないし、シャワーを浴びている時間が惜しい」
という変に合理的な思考のため、彼はあまり髪を洗わない。
ホグワーツは夏場でも涼しい北部にあるため1日くらい髪を洗わなくても平気だが数日も洗わないとさすがに目に付く。
昔はそれをネタにしてよく彼をからかったものだ。
自分の幼稚さに恥ずかしすぎて、頭を抱えたくなる。
けれど、それすらも今は愛しい思い出